専門業者の駆除方法

専門業者のシロアリ退治方法について気になる方は読んでください

シロアリ駆除の専門業者は、一般の人がホームセンターなどで購入できる薬剤よりもより強力なものを使っていることが多いそうです。専門知識を有する業者のみが使うことを許されているので、即効性・安全性の高い駆除が可能になります。

業者の駆除作業は以下のような手順で進められます。

薬剤処理とベイト工法の手順

  • 薬剤処理の場合
    1、床下収納庫や床下点検口、和室の床板を切るなどして床下に入る。
    2、家の中を汚さないように、養生シートを敷く。
    3、床下の土壌や木材、コンクリートの表面に薬剤を散布。被害箇所に薬剤を注入。
    4、室内に被害がある場合、被害箇所に薬剤を注入。
  • ベイト工法の場合
    1、餌木の入った「ステーション」を建物の周囲の地中に埋める(10~15カ所が一般的)。
    2、ステーションを定期的に観察し、シロアリの活動状況を観察する。
    3、ステーションにシロアリを確認できたら、ベイト剤を投入する。
    4、3~4カ月でシロアリの巣全体に薬剤が行き渡るので、巣の根絶を確認するため、再びステーションに餌木を入れてシロアリの侵入がないかをチェックする。

プロが使用するおもな薬剤

専門業者は、私たち一般人とは異なる薬剤を使用することが多いのですが、その代表的なものをいくつか紹介したいと思います。

ハチクサン

ネオニコチノイド系のシロアリ防除用薬剤。ハチクサンの有効成分であるイミダクロプリドは非忌避性なので、シロアリを効果的に薬剤に接触させます。薬剤に触れたシロアリは、徐々に動きが鈍くなり、木材などを加害する力を失って、確実に死に至ります。

また、蒸気圧が低く、ほとんど蒸散しないので、人やペットへの影響がほとんどなく、安全性の高い薬剤です。気になる臭いもほとんどありません。

オプティガード

主成分はネオニコチノイド系の殺虫成分。低臭性で施工中や施工後も臭いが残りません。蒸散性もなく、人間や動物、水生動物への毒性も低いので、安全性が確認されている薬剤です。

忌避性がなく、シロアリ以外の不快害虫にも効果があり、防カビ効果も期待できます。製剤中に有機溶剤を配合していないので、消防法上の規制も受けることなく、環境にやさしい製剤です。

アジェンダ

忌避性のない薬剤で、シロアリを効果的に薬剤に接触させます。耐アルカリ性に優れているため、ベタ基礎などのコンクリートスラブでも安定した効果を発揮。薬剤は遅効性で、薬剤に接触したシロアリが仲間のシロアリに次々と伝播して、確実な防除効果が期待できます。

長期残効性に優れながら、散布中や散布後の気中濃度が極めて低いため、高い安全性を有します。

ヒバ油

クリやヒノキに並び、腐りにくい床下の耐久材として重用されてきたヒバ。このヒバから蒸留されるヒバ油に含まれるヒノキチオールには、抗菌、抗カビ効果に優れ、シロアリやダニ、ゴキブリなどの虫に対して、殺虫・忌避効果もあります。

ヒノキチオールは食品添加物としても認められており、人体や環境への安全性の高さかでも注目されています。

ミケブロック

シックハウス症候群の原因ともなる「揮発性有機化合物(VOC)」を極力削減。人体への影響を抑えつつ、シロアリに対しては持続的な効果を発揮します。臭気や刺激性がほとんどありません。忌避性がなく、高い殺蟻効果を有します。さらに木材腐朽菌やカビに対しても高い効果を発揮。

厚生労働省が設定した室内濃度指針値対象の13化学物質を一切使用していません。


ここで紹介した薬剤は、いずれも安全性の高いものではありますが、それは知識と技術を持ったプロが、正しい用法で使用するからこそです。
どれほど安全性に優れていても、知識や技術のない私たち一般人が使用することは、避けたほうがいいでしょう。