ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリの写真画像寒さに強く、北海道の東北部や高地を除き、日本のほとんどの地域に生息しています。

日本におけるシロアリ被害のほとんどが、このヤマトシロアリによるものです。

 

日本に広く生息するヤマトシロアリを知る

ヤマトシロアリにも階級があり、女王アリ・王アリ、副女王・副王、働きアリ、兵アリが存在します。女王アリ・王アリはひとつの巣に一頭ずつしかいませんが、副女王・副王は数等ずついて、女王や王が死んだときに代わりを務めます。

ヤマトシロアリの場合、働きアリが副女王・副王や兵アリに分化する能力を持っていて、数十頭の小さな集団から、2、3万頭のコロニーを発生させていきます。

巣を作らず、材木(餌)そのものが巣

ヤマトシロアリは、イエシロアリのように特別に加工した巣を作ることはありません。加害箇所が巣をかねていて、快適な生活場所と餌を求めて集団で移動しています。

そのため、外的に襲われた場合は、攻撃するのではなく、逃亡するという防御方法を取ります。イエシロアリのように、頭部から分泌液を出すこともありません。

乾燥に弱く湿った木材を好む

ヤマトシロアリの羽アリは黒褐色で、4~5月の昼間に群飛が見られます。また、兵アリの頭は円筒形で、体長の2分の1の長さがあります。

湿潤な木材を好み、建物の株材などをおもに加害していきます。乾燥に弱く、イエシロアリのように水を運ぶ能力も低いため、湿った木材の中に生息しています。

家の中のこんなところに発生

とくに台所や浴室、トイレなどが加害されるようです。雨漏りなどがあると、天井裏や2階も被害に遭うことがあります。ひどい場合には、土台や柱のほか、畳や本、ダンボール、家具なども食害することがあり、大きな被害を受けることもあります。

一軒の家に、いくつものコロニーが存在することもありますが、加害速度は比較的遅めです。