ダイコクシロアリ

国内では主に沖縄県に集中して分布しているというダイコクシロアリ。本州に住んでいたとしても安心はできません。その理由と、ダイコクシロアリの特徴や生態などについて解説していきます。

ダイコクシロアリの特徴

ダイコクシロアリダイコクシロアリは、シロアリのなかでもからだが大きい種類で、体長は約8~11mmにおよびます。からだの色は暗い赤褐色で、頭部は濃い褐色。ヤマトシロアリやイエシロアリと似ているのですが、足の腿節部が肥大している点や、触角の第3関節が他の部分よりも長く大きい点から区別することができます。

カンザイ(=乾材)を食害するシロアリ

ダイコクシロアリは、アメリカカンザイシロアリと同様、乾いた木材を食害していくシロアリです。建築物はもちろん、ピアノなど木製の大型家具に住みついて加害します。

蟻道や巣をつくる能力はない

ダイコクシロアリは乾材をエサにしていますが、蟻道や巣をつくる能力がないため、遠い場所(木材)に移動することができません。通常は孔道のなかで集団で生活をしています。

乾燥に強いシロアリ

ダイコクシロアリは乾燥に耐性があり、乾いた木材のなかでも生活できるようになっています。直腸で排泄物の水分を吸収しているため、蓄積されて乾燥した糞は砂粒状のかたちを形成します。加害された木材の周辺では、排出されたこれらの糞が目撃されます。

侵入経路は梱包材や家具の持ち込み

ダイコクシロアリの侵入経路として注意したいのが、屋外から持ち込んだ梱包材や家具です。少数のはたらき蟻からすぐにコロニーが形成されてしまうため、被害場所を特定するのが非常に困難なことでも知られています。

そのため防除も難しく、熱帯各地でもっとも恐れられているシロアリの一種と言っても過言ではありません。アメリカカンザイシロアリと同様、侵入を防ぐことがもっとも効果的な対処法といえるでしょう。